私は、人もモノも見る目がないので、後世に残るデザインされたもの、認められているもの、そういうものが好き。
だから、食事の時は「イームズシェルサイドチェアDSW」の「リプロダクト」された椅子に座っている。色はホワイト。
そしてもちろん、本を読んだりぼーっとする時は、マルニ60のオークフレームチェア!
このイームズチェア、とても軽くて座り心地が良い。見ていて素敵。
しかも!楽天市場で3,000円弱で手に入れた。だから、ますます好き。
こんなに良いものをその値段で手に入れた私って、すごい!えらい!かしこい!
見るたびに、椅子としての良さと値段を考えて、嬉しくなる。
モノは値段じゃないですよ、なんて言うけれど、いやいや、これは値段含めての良さなのです、と言いたい。
もし私が、正規品を正規価格で買っていたら、私はこの椅子をこんなにも好きにはならないだろう。
レプリカ、リプロダクト、ジェネリック。そして偽物。
などと、これ本物じゃねーからな!という言われ方をしているけれど、私は全然気にならない。
だって、イームズチェアは「より安価で軽量に」というコンセプトで作られた椅子。
それなのに、現在正規品を買おうとハーマンミラー社のオンラインストアを見ると、一番安くて64,900円。コンセプトはどこへ行ってしまったのだろう。
https://store.hermanmiller.co.jp/c/chairs/lounge_dining_chairs/DSWstore.hermanmiller.co.jp
それに比べて、リプロダクト品はネットストアでは3,000円ほど。ポイントバックやらクーポンやらを考えると、それ以下の値段で手に入る。
そりゃあもちろん、メイドインチャイナとかだし、素材や、微妙なディテールも違うだろう。届くのは完成品ではなく、組み立てが必要なものも多いし。
私が買ったものも組み立てが必要だった。でも、めちゃくちゃ簡単で問題なかったし、人によっては愛着が湧くかもしれないわけで。そう考えると、全く悪くない。
だって、3,000円以下でイームズチェアのデザインが手に入るって、今のネット社会って、本当に最高だなって思う。
正規品は、「より安価で軽量に」ではなくて、「軽量に」なもの。
リプロダクト品こそが、デザイナーのコンセプト通りの「より安価で軽量に」なもの。
私自身はそう思っている。
だから、デザインしたイームズ夫妻のコンセプトをより体現している製品はリプロダクト品なんじゃないかとすら思う。こんな考え、良くないのかもしれないけれど。
どんなに丁寧な作り方をしているか、年季の入った職人さんが作っているのか、知らないけれど、やっぱりね、オリジナルは関税もかかるとはいえ、同じ国で、ほぼ同じものの値段が20倍以上も違うって、どう考えても変。他の、普通の椅子に比べても高価過ぎるし。
都会に住んでいた頃、原宿のhhstyleで見て憧れていた、でも買う勇気が出なかったイームズチェア。
それとほぼ同じものが、ネットでめちゃくちゃ安く買えるって、すごいことだなって思う。地方に住む私も、都会に住む人々も、みんな平等に、クリックするだけで購入できる機会が与えられているって、すごい!
こういう時に、ネット社会って素晴らしいなって思う。
これ、軽くて安価だから高齢者にもおすすめだと思う。
高齢者の家って、重たい木のダイニングチェアを使っている家が多いんじゃないかと思うのだけれど、この軽さは、高齢者こそ味わうべきだと思う。私自身、使っていて移動させるのが本当に楽。ただ椅子を引くだけでも、相当に楽。
安いから、買い替えのハードルも低いと思うんだけれどなぁ。
高齢者の家には、息子や娘夫婦がやってきて、小さな孫とかも来ると思う。
そんな時の来客用予備の椅子として、持ち運びが楽で、プラスチック製のこぼしても大丈夫なこの椅子を買っておくっていうのも良いアイデアだと思うのだけれど。
使わなくても、置いておくだけで素敵だし。
そして将来は、誰かが引き継いでもいいし、捨ててもいいし。(捨てられるのは、残念な結果だけれど。)
みんなでイームズチェアに座って、世に出回る変なデザインの椅子を撲滅させたい。
まわりみでしたー。
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