こんにちは、まわりみです。
和菓子が食べたい今日この頃です。欲を言えば、シャトレーゼのあんみつが食べたいけれど、スーパーで売ってるおはぎもいいな。
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今から20年は前、大阪に住んでいた私は梅田で働いていた。
梅田と言っても西梅田の端っこだったけれど、とりあえず梅田ではあった。
住んでいたのは阪急沿線だったから、阪急梅田駅で下車して職場の西梅田の端っこまで、毎日毎朝、梅田の地下道をせっせと15分ほど歩いていた。
阪急うめだの前を通り、阪神百貨店の前を通り、最後は堂島の地下道・ドーチカを通って職場へ。
今では朝15分も歩くとか考えられないけれど、それが日常だった。
大阪の梅田は広かった。
入社して数か月は研修期間中ということで残業もなかったから、帰りには阪急うめだや阪神百貨店へ行っていろいろなものを見たり、買ったりしていた。
でも研修期間を終え、残業をどんどんするようになってからはデパートが閉店した後に職場を出る日々に。
そうなると、せっかく梅田で働いているのにデパートへ行く時間が全くなくなって、日々の楽しみは、店中で買い物をすることではなく、季節の度に変わってゆく阪急うめだのディスプレイ、という状況になってしまった。
今でもあるのかな。リニューアルもしたからもうないかもしれない。
デパートのディスプレイの変更作業は、閉店後に行われる。
いわゆる普通の作業着を着たおじさん1人か2人が、ボロボロの脚立に登ったりしつつ、ダルそうにクリスマスツリーの飾り付けとかをやっていた。
そういうのを夜に見かけつつ家路について、寝て、翌日の朝にそこを通ると、何事もなかったかのように、キラキラ華やかなディスプレイが仕上がっているという流れ。
私は、おおー、昨日やってたやつ完成してるー！今回のいいねー！おしゃれー！などと思ったり思わなかったり。
そういう日々を繰り返して、ブランドって一体何なんだろう、とか思う日々だった。
昼間は綺麗な店員さんが華やかにモノを売っているデパートの閉店後だってそんな感じなんだろうなぁと思ったりもしていた。
スーパーマーケットでカレーの品出しをするのと同じように、売れ筋のファンデーションやアイシャドウを品出ししているんだろうなぁと思うと、何だかなーって感じ。
扱うものが、カレーの箱かアイシャドウの箱か。
世の中で「モノを売る」という行為は、基本的には全て同じで、いろいろ違うなと思う日々でありましたとさ。
それにしても、出来上がったディスプレイは毎回とても素敵だったなぁ。
まわりみでしたー。
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