地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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地方でぼけたおばあちゃんとスムーズに会話

先日、自分の家の前をふらふらしていた、知らない、ぼけたおばあちゃんに話しかけられた。
困ってらっしゃったので、手助けをした。テレビで知らない人の家を見るのが大好きな私は、好奇心もあり、玄関先まで送り届けた。


本当かどうかはわからないけれど、「今は働きに出ている息子と住んでいる」という大きな古い木造の家の玄関には昭和っぽい金の額装された絵が飾られ、綺麗にされていた。
認知症の人の家って、ぐちゃぐちゃなのかな、という私の腹黒い期待は大きく外れた。きっと、息子さんと住んでいるのだろう。「普段は家から出ないように」と言われているとも言っていた。


手には、テレビのリモコン2つなど。これは、認知症の方にありがちな持ち物らしい。こういう方々は、リモコンを電話と勘違いしているから。切ない。
話しかけられた最初に、「私はぼけていますからね…」と自ら言われ、私も持ち物を見て、ほんとだ、この人は明らかに認知症なんだな、と話をする最初に分かったので、話はスムーズに進んだ。


実際の話の内容は全くスムーズではなかったけれど、私は認知症の人と話をしている、という前提で話せたので、「伝わらないのはしょうがない」という気持ちで話せたから良かった。


これはとても失礼な話だと承知で書くけれど、人生の残りの時間や将来の希望においては、私自身の方が圧倒的有利な立場に立っているわけで、だから広い心を持って会話できたのだと思う。
終始わけわからないことを言っていたけれど、全然許せた。少し急いではいたけれど、「まぁしょうがないか、ぼけているんだから」と全く気にならなかった。短時間だったし。


だってこの人は、私がその後突然の発作や事故に遭うというアクシデントがなければ、私よりも明らかに先に死んでしまうのだ。
だから仕方がないじゃないか。許すしかないじゃないか。この人は人生の終わりに差し掛かって、今なんてこんなにも意味不明のことばかりを言っている。
そういう気持ち。


実生活ではこうはいかない。スムーズにはいかない。
丁寧に、愛想よく言っても伝わらなかったり、思い通りにならないことばかり。
先日私は子供が苦手だと書いたけれど、子供は伝えても全然伝わらないし身勝手だし、おまけに私よりも圧倒的に未来もある。だから好きじゃないんだと思う。伝わらない上に、未来もあるなんて。


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地方では確実に高齢化社会がやって来ていると実感。
まわりみ




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