地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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オリンピックのマラソン中継でパリの街並みに感動しながら、ひろゆきのことをずっと考えていた

オリンピックのマラソンが最高に面白かったのは、日本の男女ともに6位入賞したのもあるけれど、とにもかくにもパリの風景が最強すぎたから。パリってあんなにも緑が多くて、あんなにも狭い場所だったなんて。そして、どこまでもどこまでも素敵な風景しかない場所だなんて。知らなかった。知ってるようで全然知らなかった。
パリは道端にゴミがたくさん捨てられていて汚いから上を向いて歩くべきとか聞いていたけれど、実際に歩くとその通りなのかもしれない。テレビで観たパリは、もう、ざっくりと、町並みが全部綺麗すぎた。マラソン中継観ながら、パリの風景に夢中だった。そして同時に私は、ひろゆきのことを思っていた。そっかー、ひろゆきはこういう場所に住んでいるのかぁ。もう、ここに住んでるだけで人生優勝じゃないか。だからあんなに物事を俯瞰で見られるのか、と。


今回のマラソン中継、各種目が一通り終わった最終段階であったので、選手たちが走る映像とともに、開会式が行われた場所、ブレイキンなどの競技が行われた場所などが紹介されて、なんか、点と点がつながってすごく楽しかった。そっかー、こういう風景の一角で行われていたのかぁ、そしてルーブルはここなのかぁ、とかとか。観光客目線で見られたというか。
東京オリンピックのマラソンがもし札幌ではなく東京で行われていたとしても、今回のパリのように、ここまで魅力的な街として映らなかったような気がする。東京も緑は多いし、パリに比べるとクリーンだとは思うけれど、やっぱり建造物の重厚感が違うし、看板とかがダサいから。


オリンピックのマラソンを観ながら、もしも自分に大金が入ったら、私はパリに4か月くらい住みたいなぁとぼんやり考えていた。4か月としたのは、1か月だと短すぎるし、1年だと長過ぎる。私は今自分が住んでいる場所が気に入っているし、これからフランス語を学びたいとも思っていないから、定住とかは絶対に嫌。というわけで、4か月くらいがもう充分って思えるくらいの絶妙な期間かな、と。
もしパリに住んだら、毎朝、毎夕、散歩したい。チャリでもたくさん移動したい。これさ、絶対楽しいやつじゃん。週3くらいは美術館行ってさ、ちょっとずつ鑑賞したりもしてさ。あー、想像するだけでわくわくする。そういう生活ができたら、食事は質素で全然いい。ひろゆき、パリでの生活はかなり質素って言っていたけれど、納得。あんなに素敵な街に住めていたら、もう、特に求めなくても良い気がする。


今回のこんな気持ちから改めて思ったのが、人間って、自分の好きな、そして風景の綺麗な場所に住むべきなのだな、と。そうしたら毎日散歩したくなって、歩いて(走る、でも良いと思う)、体も心も健康になって、質素なもので充分になって、お金使わなくなって、人生が楽しくなること間違いない。人生はいかに健やかに過ごすか。これに尽きるんだわ、きっと。たぶん、絶対。そうなったら、お金ってたぶんあんまりいらない。


まぁパリの場合は住居費すごそうだから住むだけでお金めちゃくちゃかかるから結局お金必要なんですが。
まわりみでしたー。


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