地方に住み始めて、老人の存在が身近になった。知っている人はもちろん、そこらじゅうにお年寄りが歩いている。買い物をしている。
知らない老人と喋る機会も多くなった。おばあちゃん達はスーパーで、知らない人とも何かと話したがる存在。「これ美味しかったよ」とか何とか。
日頃の同年代の人との会話の中にも、日常的に登場する。「いつも子供の登校見守ってる、家の外に椅子出して座ってる近所のお婆ちゃん、学校は今日から冬休みなのに今日も出てたから注意したよー」とか何とか。
以前何かで、人間は日常的に100人位しか覚えられないし付き合えない。例えば中学から高校へ進学すると、中学の時の友達がその100人から淘汰されて疎遠になる、というのを聞いたことがある。
これは、芸能人も含めてのことだそう。だから、日常生活で友達が多い人はあまり芸能人に興味がないんだとか。
これ、なんかわかる気がする。友達が多い人って、芸能人とかまぁ好きだけど、根本的にどうでも良いイメージ。リア充にはアイドル好きで本気で追いかけてる人、がいないかも。
思えば私の場合、都会に住んでいた頃は、少しの友達、職場の人、好きな芸能人が100人に含まれていたような気がする。芸能人も、友達と同じように何かと気にかけていた。
それが地方に住んでからは、以前よりも友達や日常的に目にする老人が増えたからか、昔ほど芸能人を気にかけることがなくなってしまった。つまり、リア充?
そういえば最近、高橋一生と中村倫也が出たドラマ、眠いから見なくていいやー、と録画もしなかったわ。以前だったら、数日前から楽しみな気持ちになっていたのに。
あと、芸能人=東京への距離、が異常に遠いので、気持ちが離れたっていうこともあるかもしれない。
老人の中には、私は嫌いだなー、厄介だなーと思う人もいる。これはどの人間関係でも一緒かな。老人の方が年齢重ねてる分、クセも主張も強いし。何でもつかず離れずが最適。
でもまぁ何だかんだ言ったって、こんなにも老人が身近な毎日は、高齢化社会に貢献はしていると思うので良いことだ。
容姿とかより、健康な老人が最強だなと思う今日この頃。
まわりみ
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