地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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テレビCMがださい

地方のテレビCMって、すごください。クソださい。ラジオもそう。あと、夕方の情報番組やニュースのセットもね!

何これ紙芝居?ってレベルのクオリティでびびる。静止画とか、紙芝居風イラストとか、そういうのが、平気で流れている。
もちろん映像が流れることもあるけれど、それ昭和の結構昔だよね?っていう川の映像とか、前髪トサカの時代なのかな?っていうお姉さんが看板持ってたりとかのもある。深夜ではなく、日中に、普通にある。
田舎とか都会とかではなく、時代の違いが激しいなって思う。


都会と変わらず同じテレビ番組を観ているのに、その合間に挟まれるCMに、最初は絶望した私。
全国で流れている大企業のCMだって、もちろん流れる。
新しいビールとか、鍋の素とか、洗剤とか。普通に。タイムラグもないと思う。
でもでも、その合間にちょろっと挟み込まれる地方のCMの変なインパクトがすごくて、こっちに住み始めた当時は何だか悲しくなっていた。
地元の中華とか、介護施設とか、買取店とか、中古車屋とか見る度に、あー、私って田舎に住んでるんだなーって、ここって田舎だなー、なんか悲しいって、心から思っていた。


でも、もう慣れた。テレビはだいたい毎日観るから、勝手に慣れた。そういうものなんだと思う。慣れって怖い。


でも、年に一度だけ、やっぱり都会のCMがずっと流れるのっていいよね、おしゃれだよね、って気持ちを異常に思い出させたくれるのが、東京マラソンのテレビ中継の時。
東京メトロのCMのあの華やかさって何なんだ!色彩豊かで、キラキラしてて、画面のトーンが上がりまくってる空気感。他のCMも、力の入った、そして大企業のCMばかり。
今年度は東京マラソンがなくて残念。


地方に住むと、空が広いだ、海が綺麗だ、緑がどーたら、とか言うけれど、家で観るテレビCMは、くそダサい。あ、番組もね。
でも、それがその土地の空気感。そして、最先端。
だって、地元で儲かってる会社が、地元の放送局で流している渾身のやつだもん、それ。そう、そのダサいやつが。


そういう場所で、私は生きる。
まわりみ
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