地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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実録!無理めな住宅ローンを組んだ家庭の30年後

こんにちは、まわりみです。
もう気分は年末。早くおせち料理が食べたいです。


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今日は、無理めなローンを組んで新築住宅を購入してしまった一家の末路のお話です。


我が家は現在マンション住まい。
この辺りでも相当に古い、大きなマンション。
いくらかの頭金を入れて、20年ローンを組んで、壁紙を貼り替えて、中古で購入。
引越し当時は中古かぁと思っていたけれど、立地条件は最高で親に感謝。


そしてこの中古マンションを親が購入するまでは、社宅住まい。
私が高校1年生の冬まで、両親と私と弟の4人が、3K(和室6帖とキッチン、お風呂、トイレ)という、今考えるとなかなか過酷な環境に住んでいた。
ただ、社宅ゆえに家賃はかなり安くて、たしか1万円程度。公団住宅よりも相当に安かった。
社宅なので、同じような収入の、同じような年代の子供のいる家族が、激安の家賃で、全く同じ間取りで住んでいた。


この社宅では、子供が高校生くらいになるとさすがに手狭になるので、住宅を買って出てゆく人が続出。
その頃には、ある程度のお金も貯まるしね。


前置きが長くなりました。
今日は、その社宅住まいの時にお金を貯められずに、おそらく頭金ほぼナシで、40代半ばで35年の住宅ローンを組んでしまったある家族の、30年後の現在のお話です。


その家族と私たち家族は結構仲良くしていて、普段からお互いの家を行き来するのはもちろん、一緒に家族旅行へ行ったり、定期的に焼肉パーティー的なことをする間柄だった。
とても明るいご夫婦と、子供2人。子供は私より1つ年上の女の子と、3つ年下の男の子。
我が家とほぼ同じような家族構成。


ただこの家、我が家に比べて金遣いが荒かった。
美人で陽気なお母さんは、いつもスーパーでちょっと高いものもどんどん買ったり、突然模様替えがしたいと思い立って、一気に家具を買い替えたりしていた。
そして大人も子供も、いつも小綺麗な格好をしていた。


一緒に家族旅行へ行っても、サービスエリアではその一家はそれぞれがソフトクリームとジュースを買っているのに対して、我が家はジュース1本だけ。それを家族4人で分け合って飲んでいた。うげー。
だからその家族は我が家とは全くもってスケールが違っていて、一緒に過ごすと羨ましいなぁと思う場面も多かった。


ただそのお母さん、お給料日前になるとお金がなくなるようで、スーパーでモノが買えなくなっていた。
また、一緒に焼肉パーティーなんかをその家ですると、共同で出し合ったお金でじゃんじゃん大量に高級食材を買って、残った食材を全てその家のものにするようなちょっとセコい部分があった。
一緒に家族旅行へ行った際も、我が家が旅行代を立て替えたのだけれど、それ、未だに返してもらっていなかったりも。
とにかくいい加減な家族だった。
今思えば、我が家はなかなかの良いカモだった。
誰に対しでも自然にそういうことができてしまう人たちではあった。


そんな家なので子供も結構いい加減で世の中に流されやすかった。
私より1つ年上の女の子は、中学に上がると、ヤンキーにはならなかったけれど、学校でもちょっとおしゃれで目立つ子になってしまい、私立高校(公立高校に落ちてしまった)を卒業後は県外の専門学校へ行き、美容師に。ありがちなルート。
割とお勉強のできた私は、小学校高学年頃からその子とは全然話が合わなくなってしまい疎遠に。
今ではもう全く交流がない。
(若くして結婚して、もう子供は二十歳超え。今は離婚して、実家に住んでいると風の便りで聞いている。)


で、その一家はお父さんが40代半ばの頃、車がないと不便な微妙な住宅地に土地を買い、新築の立派な戸建てを購入した。
35年ローンで。


そこのお父さんが、43歳くらいだったかな。
その家を見せてもらいに行くと、大きな吹き抜けがあるその家に、一家全員が興奮していた。私だって興奮した。


当時そのお父さんが、「70歳過ぎてもローンがあるんだよぉ」なんて陽気に笑っていたのを、中学生だった私はよく覚えている。
定年後にもローンを払うなんて無理に決まっている、と思いなら、その家を見学させてもらった。
この浪費家一家にそんな力はないと、子供ながらに思った私は嫌な子供。
でも、子供の私にだって、明らかにわかることだった。


そして現在。
ローン返済ができずにお金にめちゃくちゃ困っていて、そこのお母さんが、お金を借り歩いている。


先日、うちの母親も我が家の近くで待ち伏せされて、「お金を貸して欲しい」と頼まれたそうで。
なぜ待ち伏せされたかというと、うちの母親、携帯で着信拒否しているから。
だって、連絡がある時はだいたいがお金を貸して欲しいというお願いだから。
これまでも、何度も断っているのです。


そのお母さんいわく、35万円を近々支払わないと、家が抵当に入ってしまうと。
まぁあんな人だからその話が本当かどうかもわかんないけど。
ていうか、35万円用意できない、既に定年退職した家族って、かなりやばい気が。
怖いんですけど。


一家の大黒柱だったお父さんは現在、アルツハイマーになり、今では今日が何日かもわからず、会話もままならないそうで。
もう、お金を稼ぐどころじゃなくなっているそう。
とにかく、一家全体でお金に困っていた。


父親が同じ会社に勤めて、同じ収入で、同じ社宅に住み、ほぼ同じ家族構成。
ほぼ同じ条件だったのに、この現在の違いって何なのだろう。
私には、小さな小さな積み重ねの違いのせい、としか思えない。


現在の我が家は、お金を潤沢に持っているわけではないけれど、困ってはいない。
それに対して、お金に困りまくっているあの家族。


私は思う。
今はこういう人って少ないみたいだけれど、私たちの世代の数十年後は、そういう人がどんどん増えるんじゃないかと。
持っているか、持っていないか。
そして持っていない人の割合が、今よりもすごく増えると思っている。


だって私の周り、親のサポートありきで、無理して住宅買ってる人がとても多い。
普通に、ぱっと見は独立して子供もいる立派な家庭を持っている人が、親に車を新車で買ってもらったとか、よく聞くし。
その、どうせ親が何とかしてくれるでしょ!な金銭感覚で、この先大丈夫なの?と思う場面多数。


人それぞれの人生と言えばそれまでなのだけれど、あの一家の現在を思うと、お金は困らない程度に持っておくべきだなと、強く思う。
まわりみでしたー。


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