こんにちは、まわりみです。
兼近大樹さん、クリス松村さんにも似ているのに、どうしてあんなにかっこいいんだろう。謎です。
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「24時間テレビ 愛は地球を救う」のチャリティーマラソンが史上最高に良かった。
ランナーは、EXITの兼近大樹さん。
100キロの長丁場、もちろん疲れた表情を見せつつではあるけれど、終始さわやかに、笑顔で走り切る様子にとても元気をもらえた。
こんなにも綺麗な状態でゴールするなんて、想像以上。これまでのランナーを思うと、驚異的。
翌日の2時間の特番はとても楽しいものになるだろうな、と思えた。
そんなことを思ったのは、初めてだった。
もう、これまでみたいに苦労して苦労して、足にテーピングガチガチに巻いて、苦悶の表情を浮かべて走る時代ではないのだ。
そんなものを、私たちは見たくない。
トライアスロンもそうだったけれど、走りきれる力を持っている人が、当日までに正しい努力をして、当日、淡々と前へと進む。
そういう姿はとても良いなと思ったし、そういう姿こそ、視聴者に届けるべきだと思った。
過剰な無理をしている姿を見るのは、もう勘弁って感じ。
足にはテーピングを巻かなかったけれど、沿道の声援に応え過ぎたことにより、途中からは腕にテーピングを巻いたっていう前代未聞さ。
苦しいはずの100キロマラソンに、ディズニーのパレード的なものさえも感じた。
箱根駅伝の選手ですか？ってくらいに細い脚と軽そうな体重に加えて、トレーナーも絶賛のポテンシャル。
「プロにおまかせで、言われたことしかやっていません」と言っていたので、ハードスケジュールな中、きちんと練習が積めたであろう今回。
元々持っている素質が良かったとはいえ、ティモンディの「やればできる」じゃないけれど、そんな爽やかな姿を長時間見られるのはテレビならではって感じでとても良かった。
また、兼近大樹さんが貧困家庭出身だということは、今回大きな意義があったと思う。
彼の姿は、今、色々な「見えない障害」を抱えている子供や大人に大きな力を与えたはず。
子供の頃に、大好きで、しかも才能もあった野球を辞めざるを得なかったり、新聞配達をしたり。
何よりも彼は、犯罪だって犯したという消せない過去もあるのだ。
いろいろと事情があったとはいえ、人生に絶望しかなかった時期があった彼。
そんな過去を持ったひとりの若者が、日本の誰もが知る「24時間テレビ」という舞台で、明るく100キロマラソンを走り切った。
その姿は、本人やかつてを知る人からしたら、信じられないことなんじゃないかと思う。
彼にこんな日が来るなんて、あの頃は誰も思わなかったのでは。
でも、2022年の夏に、確かにその日は、やって来たのだ。
「24時間テレビ」と言えば、障害を持った人の紹介がおなじみ。
正直、こういう方たちって、見ればわかることが多い。
あぁ、この方は身体が不自由なんだな、って。
そういう方には福祉が手厚い日本。
そうではなくて、これからは、貧困の人や、親が宗教にハマってどうにもならないような、ぱっと見、目には見えない方たちを今よりもサポートできるようにならないものなのかな、と思う。
今、とても言われている宗教関係。これは本当に厄介だと思うし、今回の事件を機に、もっとどうにかするべき。
兼近大樹さんの場合は、周りに恵まれたと言っていたけれど、そうではない人、SOSを自分で出せない人を、今よりもたくさん救える方法はないのかな。
これからの時代、そういった人がもっと増えると思うから、「24時間テレビ」はそういう方向に大きくシフトチェンジしてもいいんじゃないかとさえ思う。
日本は、今よりももっともっと、そっち方面の方が絶対に深刻になると思う。
最後に。
兼近大樹さんがチャリティーランナーに自ら立候補したのは、今年が初めてのことだそうで、それもまた今の時代って感じがした。
やらされるのではなく、やりたいから、やる。
辛いかもしれないけれど、やりたいから、やる。
それが、今。
ただ、13時にあと残り30キロで超元気だったのに、ゴールしたのが番組の終わり近くで、これは絶対にテレビの演出でゴール時間を引き伸ばしまくったに違いない、と感じてすっごく嫌でした。
まわりみでしたー。
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