地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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「ポツンと一軒家」はシニアへの教育上良くない

こんにちは、まわりみです。
犬を散歩させてる人が、その犬と同じ犬種のイラストが描かれたトートバッグを持っている様子がかわいくて好きです。


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テレビ離れと言われている中で大人気なのが、「ポツンと一軒家」。
同じ時間にやっている大河ドラマも見ずに、シニア達が毎週楽しみに見ているらしい。
ほぼ同じような番組「ナゼそこ?」というのもあり、こういう系の番組が今、すごく需要があるみたい。
この番組は、以前書いた「人生の楽園」に出てくるような、何か好きなことをして生きている人の紹介ではなく、ただ山奥で生きている人を紹介する番組。(説明が雑)


私も時々見るけれど、とんでもない山奥に元気なおばあちゃんが1人で住んでいたりしてびっくりする。
車の運転が苦手な私なら行くのが無理そうな、断崖絶壁な道の奥の奥で、ひっそりと楽しそうに暮らす年配者。


お嫁に来てからずっとここに暮らしているとかで、自分が食べる分だけの野菜を育て、肉類は冷凍保存すれば問題はないっぽい。
こういうのを見て、テレビを見ている世代であるシニア達は、すごいなー、こんな人がいるんだなーと思い、励まされていると聞く。


でも私はこの番組、シニアへの教育上良くないと思っている。
こんなイレギュラーな場所で、1人で楽しく健康に過ごしている人を見せてはいけない、と思う。
この1人でのお気楽生活、実際のところは親族の方たちの相当な努力があるからこそ成り立っている場合が多いなと思うから。


テレビを見ていると、山奥に住むおばあちゃんの元へ、週に何度か娘や息子、つまり現在60〜70代くらいの人たちが買い物や世話をしに来ている人が多い。


全員が元気。全員が暇。


だからこそ成り立っている山での暮らし。そんな印象。
これ、もし誰かが欠けたら成り立たないのでは?っていうギリギリな暮らし方なように感じる。


現在60〜70代くらいの、子供の手も離れ、仕事も暇で、元気で裕福な団塊の世代である娘息子たち。
そんな方々がこぞって、「おばあちゃんには、私たちも育ったこの場所で、できるだけ長く、本人の気が済むまでここで暮らしてほしい」とか何とか言っていたりする。
皆さん、とても優しい。


でもこれ、すごく危険だと思うのだけれど。
そして、こんなことができる時代は今だけだと思うのだけれど。


もしこの番組に影響を受けて、じゃあ私も、と山奥へ住み始めたとして、その10〜20年後、今のようにサポートできる人が問題なくいる世の中になっているのかと考えたら、そんなことはないと思う。
その頃には、人生100年時代とか何とか言われて、75歳くらいまで働くのがスタンダードになっていたりして、体力は落ちているのに何かと忙しくて人の世話どころじゃないのでは。
そして、資金もないのでは。


外部のデイサービス的なサポートだって、あんな山奥、行くのが大変で行きたくないしさ。
申し訳ないけれど、たった1人のシニアの為に、時間と労力を使って山奥の家へ行かなければならないって、本当に大変なことだと思う。
お願いだからシニアは山を下りて、施設で集まって暮らしてくれよー、スタッフ(若者)の人数少ないから人繰り大変なんだよね、ってことになると思う。


団塊の世代は将来、世話をしなきゃならない私たちのことも考えて今のうちに、まとまってマンションに住むべきだと思うんだけどなぁ。
しかも、ちょっとでも住める時間を伸ばすためにも、バリアフリーの。
引っ越すのも、引越し先の地域に馴染むのも、まだ、今なら間に合う。
農作業がしたいなら、そのマンションから巡回バス出して、近くの畑でやる程度で我慢してもらえないかな。


田舎暮らしの人へのサポートなんて、私達の世代はまじで無理だよ、できないよ、しないからね。
まわりみでしたー。


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