地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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最近、一石二鳥系、玄米系の小説が増えている気がする

どうも、まわりみです。
楽天スーパーセールが待ち遠しいです。


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こういう系の本、流行っているみたいだぞ、ということで、
原田ひ香「三千円の使いかた」
垣谷美雨「姑の遺品整理は、迷惑です」
を少し前に読んでみた。


「三千円の使いかた」は、節約というか投資の本で、「姑の遺品整理は、迷惑です」は、遺品整理や断捨離の本。
その中に、なかなかにヒューマンなストーリーが織り交ぜられていて、物語を楽しみつつ、お金や片付けについて自然に学ぶことができる本。


人気の本なだけあって、読み始めたら夢中で読んだし、良くできているなって思ったし、勉強にもなった。
ただ、読了後、数週間経って思うのは、なんかこういう小説ばかりが受ける世の中って寂しいなということ。


「これは小説です」って、小説のくくりにされたら、私にはしっくりこない。
でもこれは、立派な「小説」として売られているし、小説といえば、小説。
むー。納得できない。実用書寄りだと思うのだけれど。
そして、こういう小説・文学なジャンルでも、実用性がある本ばかりがもてはやされている今の時代は、ちょっと残念だなって思う。


「三千円の使いかた」を読むと、小説も読めて、節約本も読めて、一石二鳥だね!めでたしめでたし!
「姑の遺品整理は、迷惑です」を読むと、小説も読めて、遺品整理・断捨離本も読めて、お得だね!良かったね!
そういう気持ちが、結構多く残る。


うん、わかる。それは良いことだよね。
でもなんか、そういうのが多くの人に求められる世の中って悲しいなって思うのです。


例えばだけれど、兼近大樹「むき出し」、村田沙耶香「コンビニ人間」くらいに、ぐずぐず、ぐちゃぐちゃ、理不尽でぶっ飛んでるものばかりが書かれている小説の方が、私はやっぱり好きだと思う。読みたいと思う。


もちろん、そういう小説が書かれていないわけではないけれど、圧倒的に、今求められているのが一石二鳥系の小説な気がしていて、悲しい。
なんか、玄米みたいだなって。
主食を白米から玄米にしたら、一緒に栄養もたくさん摂取できますよ!お得ですよ!みたいな。


そういう私は、主食、玄米なんですけどね。
まわりみでしたー。



【予告】
明日は、お昼の12時更新です。ホラン千秋さんのお弁当、私のよりクリエイティブで素敵だと思う話。


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