地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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上野千鶴子「在宅ひとり死のススメ」を読んで脳を活性化

上野千鶴子「在宅ひとり死のススメ」を読んだら、なかなかのストロングスタイルな内容で、突っ込みどころ満載だった。
ざっくりまとめると、ひとり最高!施設なんかに入らねー!絶対に家で死のうぜ!って内容なのだけれど、でもまぁそれ、人によるよね、って部分も多くあって読んでいて楽しい本だった。


上野千鶴子はひとりが大好き。
だから施設なんてまっぴらごめん、みたいな思想の元に書かれているこの本。
本の中では、一人での生活の良い例ばかり取り上げて、ひとり至上主義を挙げてらっしゃるけれど、とにかく、うーん結局それって、人によるし、場合によるんじゃないかな、って思うことが多々。


ただ、この本にも書かれていたように、これからの超高齢化社会では限界まで自宅で過ごさなければならなくなる可能性が高くはなるだろうなと思っている。
私が子供の頃みたいに、嫁を筆頭にした家族が介護をするのではなく、外部のサービスを使って、っていうのがポイントだけれど。


もはや信じられないけれど、昔はお惣菜を買うのは悪だ、みたいな風潮だったし、美味しいケーキやシュークリームはケーキ屋にしか存在しなかった。
でも今やスーパーでは、お惣菜売り場が花形売り場なのでは?ってくらいに売り場が拡大。
ケーキはコンビニやスーパーでも結構美味しい。
そんな感じで、世界はどんどん変わってゆくのだ。
だから、この本を読んでいる今から15年後とかにになったら、介護の常識はまたどんどん変わってるんだろうなと思っている。


介護職や老人の常識も変わって進化すると思う。
今は体力をすごく使う場面が多いだろうけれど、力のいる介護作業をサポートするスーツ?みたいなのが出ていたり、トイレ介助の役割を果たす装置も出ていたり。
てことは、足腰に自身のない人も介護職に就けるってこと。
それなら定年後のおっさんたち、介護職に就けばいいのに。いや、適度な運動の為にも就くべき。
そうしたら、少し先の自分のことを目の当たりにできて勉強になるし、一石二鳥。


色々な制度や統計、幸福度なんかについてのアンケートも提供されていて勉強になる部分もあるし、この本を読んだら、ひとりでも全然死ねるんだなってことがわかって、読んでとても良かった。


外に友達が多い人、自分でやりたいことがたくさんある人ほど、在宅ひとり死には向いてそう。


逆に本当に孤独な人や、自分で何をしようか考えられない受身形な人は、施設に入って幼稚園児みたいだと文句を言いながらも、折り紙だとかの作業を与えられたほうが良いような。
仕事中に暇だからと、次の仕事が発生・与えられるまで本当にぼーっとしてる人とかいるけれど、そういう人は施設に入るべきだと思う。
まぁそういう人って施設に入ったら入ったで、与えられた作業を早々と終わらせて、すぐぼーっとしちゃうんだろうけれど。くく。


内容がなかなかに過激な分、サラサラと知識だけを入れてくれる良書よりも、よっぽど色々考えさせてくれたこの本。
こういう本こそが、素晴らしい本なのかもしれない。
読みながら突っ込んだり、考えたり、同調したり。
あー楽しかった。そして、元気になれた。


生き方も好みも人それぞれだから、大切なのは自分で考えて納得して生きるということ。
まわりみでしたー。


【予告】
明日は、雑誌付録の時代は終わったと新聞が教えてくれた話。お昼の12時更新です。


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