地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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都会で「ビッグイシュー」を買っていた頃

都会に住んでいた頃、路上でホームレスの方が販売する雑誌「BIG ISSUE」を毎号買っていた時期がある。
月に2回。私はいつも、主に有楽町駅の近くに立っている人から。
私が見かけた販売者の中で、とても清潔感があって、会話もしっかりしていて、元気な感じがしていたので、その人から買っていた。
あの人は今、元気だろうか。


あの頃は、300円。そのうち160円が販売したホームレスの収益になるということだったけれど、今は何度かの値上げを経て、450円(うち、販売者の収益は230円)だという。
高いなー。ちょっと450円は出せないかも。
ところで表紙のデザインが、あの頃よりめっちゃお洒落になってる!


雑誌の内容が結構面白かったし、300円という絶妙な値段だったし、薄くて軽いからバッグの中に入れやすいので、電車の中で読んでいた。
都会生活では睡眠時間が短かったから、内容、あんまり頭に入らなかった気がするけれど、あの頃は自己満足だったというか、なんというか、結局、寂しかったのかな、私。
良いことしてるって、思いたかったのかな。
そして、自分はちょっとだけ人と変わったことしてるって、思いたかったのかな。


充実した生活を送っているつもりだったけれど、今思えば、何かがちぐはぐしていたから、「BIG ISSUE」を購入する、という行動をしていたような気がする。
ほんと、今思えばだけれど。
別に、「BIG ISSUE」を買う人が全員変だとかそういうことではなくて、私の場合は。


あんなに色んな場所で見かけていた「BIG ISSUE」の販売者。
ここ地方ではいるはずもなく。
都会では、本当に色々なものを目にしていたなって今更思う。
地方での生活に慣れてしまっていて、「BIG ISSUE」の存在をほぼ忘れてしまっていた。


時々は都会での自分を思い出さないと、自分が都会に住んでいた事実がなかったことになりそう。
まわりみでしたー。


【予告】
明日は、亡くなられた山本文緒さんのこと。自転しながら公転しています。お昼の12時更新です。



www.bigissue.jp


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