地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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「中銀カプセルタワービル」がいよいよ解体されるらしい

銀座にある、中銀カプセルタワービルがいよいよ解体されるらしい。
少し前にやっていた、テレビ「新美の巨人たち」で知って、衝撃が。ああ、いよいよなのか、とびっくり。
あの建物は、「壊す壊す詐欺」「解体する解体する詐欺」なのかなってくらいに、かなり昔からもうなくなる、と言われていたから。
番組でのナビゲーターは田辺誠一さん。適役で良い番組だった。


メタボリズム思想に沿いまくった、故・黒川紀章氏による前衛的過ぎるあの建物。(←ぶった文章、やっちゃってる文章)
近くにある、あのギラギラ反射の、あの電通本社ビルとは対象的な、コンクリート感まるだしで、マットでザラついた、愉快な建物。
中銀カプセルタワービルは小さいし、反射もしないけれど、あの丸窓が病的な感じで草間彌生感もあり、存在感が半端なかった。


都会に住んでいた頃、時々、遠くから見るのが好きだった。
いつだって中銀カプセルタワービルは、どんな建物よりも圧倒的に異様な存在感を放っていて、眺めたくなる存在だった。
3年くらい前に東京に遊びに行った時も、銀座に行ったついでに眺めに行った。よしよし、まだあるな、と確認した。わざわざ見に行ったくらいに、好きで楽しい建築物。


近くに寄ると、経年劣化による汚さや、生活のリアルさがありありと見えて、ちょっとショックではある。だから、遠くから。
私が10年以上前に近くで見た時に、あの丸窓の半分以上に、書類らしきものが山積みされているカプセルがあったりした。たぶん、人は住めないくらいに。
「なんて勿体ないんだ!!」と思っていたけれど、あのカプセルの住人は、あの書類を運び出したのかなぁ。雨漏りとか、大丈夫だったのかなぁ。


今回の「美の巨人たち」では、様々にあのカプセルを使いこなす人たちが登場。
セカンドハウスにしたり、趣味の部屋にしたり、それぞれ。
このコロナでネットな個の時代になって、中銀カプセルタワービルが、解体前に、より見直されたのはとても良かったと思う。
あの建物は、時代の先端を行き過ぎてしまったのだなぁと、しみじみ思った。


一度もカプセルが交換されずに終わってしまうのは残念だけれど、今後、カプセルは各地の美術館などに保管されるそうで楽しみ。
そうだよね、受け入れ先さえあれば、それが簡単にできるのが、中銀カプセルタワービル。メタボリズム建築。
解体後に、やっとこの建物のコンセプトを体現するっていうのが、切なくも哀しいけれど、喜ぼう。


今の超高層ビルやマンションって、私が生きている間は壊されることはないだろうけれど、数百年後、どうなっちゃうんだろうと心配になる。
明らかに、壊せなくない?
みんな、目先の利益を考えすぎだし、ずっと先の世代の人たちのことを考えてなさすぎる。


当時からちょっと異常なコンセプト、異様な外観、つくりでも、解体が楽な中銀カプセルタワービルは、それに比べてお利口さん。
めちゃくちゃSDGs。サステイナブル。持続可能。
やっぱり思う。中銀カプセルタワービル、最先端を行き過ぎてしまって今に至っていると。


見学ツアーじゃないと中には入れないけれど、通りすがりの人も部屋の様子が覗けるカプセルが1階に置かれているので、近くの人はぜひ行ってみてほしいです。
それじゃあバイバイ、まわりみでしたー。


【予告】明日は、最近のちきりんさんのVoicyにちなんだ、電気自動車の話。というより、ただ安くて安全な車が欲しいっていう話。お昼12時更新です。



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