地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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若者がFIREを目指す前にすべきこと 「FIRE 最強の早期リタイア術」

数ヶ月前の朝、母が「ファイヤー」というただ一言を、縦書きで書いたメモを持って私のもとへやってきた。面白すぎる。
昨晩寝る前にテレビで「FIREムーブメント」特集を観て、自分の夫も「ファイヤー」しているのではないだろうか、と思い、忘れないようにとメモしたそう。更に面白すぎる。
FIRE。Financial Independence Retire Early。経済的独立と早期退職。


いやいや、あなたの夫は現在70歳を超えていて、60歳まで働いたから、「FI」かもしれないけれど、「RE」ではないよ。と思ったけれど、面白いので、家庭内で父親は「ファイヤーしている人」として位置づけている。何てことない話の中で、「やっぱりファイヤーしてる人はいいよねー」みたいな。


まぁ確かに、60歳で定年を迎えた時に、悩むことなく再雇用を選ばなかった父はかすかにREなのかもしれなし。
父は、否定もしないし肯定もしない。我が家は誰も、父の総資産額を知らないという恐ろしい状況であります。


私が確認する限りでは、私が小学生の頃から国内株式に手を出しはじめ、現在も日々タブレットで株価チェックを欠かさない。You Tubeで何かと動画も見ている。
かれこれ30年以上も株と共に、友として生きており、国内株式が大好き。そういう状況から、トータルで損をしているとは思えない。
私たち家族は、株主優待で色々とお世話になっているけれど、それはきっとごく一部で、配当金のことはわからない。超身近にそんな人間がいる、「となりの億万長者」どころではない状況。



そういうわけで、本やブログやYou Tubeで「FIREしましたー」っていう人いるけれど、多くの「FI」してる人は周りにきっと言わないし、結局「RE」もせずに淡々と生きて亡くなるんだろうな、と思っている。


統計を見ると、「つみたてNISA」ではなく「一般NISA」口座利用の人、異常に年配者が多い。この人達って、NISA制度が始まる前から国内株式へ投資をしていた人と思われる。
NISA制度ができたのをきっかけに、いきなり保守的であろう年配者が「一般NISA」を使って投資を始めるわけがない。


mon-ja.net


FIREブームの中、私も最近流行りに乗って色んなブログを読んでみたり、本を読んでみたり。
ええ、そう。私は流されやすいタイプ。ミニマリストが流行った頃は、ドミニック・ローホー「シンプルに生きる」とか読んでみて影響受けたクチ。その前は、仕事ハック系の本とか、ブレインストーミング系の本とか。その話はまた今度。
(「発想する会社!」が絶版になっている…。ショック。)



で、半年くらい待って図書館でやっと借りられた「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極のメソッド」。相当に刺激的なタイトルだなー。さすがに人気の本、面白かった。
でも結局、この手のものはどれを読んでも、稼いで、節約して、投資して、さっさと資産を増やして会社を辞めましょうっていう話ではある。


この本では、FIRE後にお金を節約するために1年中世界を旅しましょうってことが書かれている。目からうろこ。なるほどー、こういうカラクリかー、と。
でも私はそれ、嫌だなって思った。これに関しては人それぞれの価値観や生き方ではあるけれど、パートナーとずーっと旅をする生活って、ちょっと無理かも。いくら気が合う人だとしても、それは勘弁かも。永遠に旅する人生って、どんな感じなんだろう。


なんか、ちょっと、さみしそうって思ってしまう。しかも私の年齢で、その生活は刺激的すぎる。
私は多少のストレスがあったって、誰かのため、世の中のためになることがしたいし、日々を同じメンバーのコミュニティで過ごしたいかな。で、そのコミュニティで愚痴り合ったりしたい。


まぁ、FIRE後に何をするかは人それぞれ。この本では世界旅行を推奨しているわけではなく、ひとつのお得な方法として書かれているだけではあるのだけれど。
ただ、暴落に備えての方法などもきちんと書かれているし、読んでいてわくわくする伝記、としても楽しめるので、読んで良かったなって思える本だった。
世の中にはこういう人もいるんだー!ほへー!面白いー!って思える本。


これまでFIRE関連のものに色々接してきて私が思うに、忘れてはいけないのが、彼らが今のように必要最低限なシンプルでヘルシーな暮らしをする前に、かなりの確率で一時でも浪費をしていた経験がある、ということ。あと、子供の頃にとても質素な生活を送っていた、ということ。
そういう経験があった上で、今の質素倹約な生活を全く我慢せずに行っている、ということ。


ただ、どの本にもこの部分はさらっとしか書かれていない。ちょっとしたエピソード的な扱いにしかなっていない。でも、必ずと言っていいほどに書かれている。
その事実は私に、やはり人生は経験が大切なんだなってことを教えてくれる。
だから私は、この部分こそが大切だと思うんだけどな。
じゃないと、いくら効率の良い倹約方法や投資方法を丁寧に細かく説明されたって、続けられないんじゃなかと思う。


現在、FIREムーブメントが起こって、若いうちからせっせと投資を始めている若者が多いという。すごいなー、いいなーって思う。私の若い頃は、浪費ブームだったから。
でも、私は言いたい。FIREを目指す前に、投資を始める前に、20代のうちに、2年間でいいから、浪費する生活を送ってみてほしい。本当は3年は欲しいところ。そして1年では短すぎる。
じゃないと、元々の節約体質の人以外は人生が全然楽しくなくなって、このブーム、一過性のものになってしまうと思うから。遠回りと思うかもしれないけれど、その2年間は、むしろ近道になると思うから。


生活はほぼバリスタFIRE状態だけれど、実際は全然FIREなんてしていない私に言われても全く説得力ないと思いますが。
まわりみでしたー。



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