地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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地方のコーヒー豆屋さん、まるでホステスさん

ここは地方地方と言っているけれど、そんな地方にも洒落たコーヒー豆屋さんはいくつかある。スタバとか、カルディとか、コメダとか、そういうんじゃなくて、地元に住むコーヒー大好きな人が作ったコーヒー豆屋さん。最近では増えてもきている不思議。


ここらのみんな、そんなにコーヒー豆にこだわってるわけ?って疑問。
私みたいに自分は飲まないけれどプレゼントで使う人などにも支えられているのかもね、と数年ぶりに入ったそのコーヒー豆屋さん。


そのお店は、私が子供の頃の華やかな様子とはかけ離れた、今では超寂れてしまった商店街の一角にある。ここ地方で、こだわりを持って頑張っている、シンプルでおしゃれな店内。
コーヒー豆をメインで扱うこの店はカフェとしても機能しているけれど、席は少なくて6席くらい。食事やデザートがあるわけでもないので、本当にコーヒーを楽しむだけの小さなスペース。


若くてかわいらしく、親切な2人の女性店員さんがいる中、そのカフェスペースで飲んでいたのは、70歳前後の、威張った感じのおっさん2名だった。申し訳ないけれど、全然その空間に合っていない。
私がペイペイで買い物を済ませて帰ろうとした頃、そのおっさん達は現金で会計を始めた。店を出かかったその時、お釣りのお金を撒き散らしていた。


あーあ、と思って、私も小銭を拾うのを手伝ったのだけれど、その時とその後見送る女性店員さんの対応にびっくり。
「もぅー、○○さん、(小銭)まだあるよ〜」
「じゃあまた明日ねー!」
やけにフレンドリーな対応。私はその態度に、失礼だなーなんて思ったわけではなくて、これ、やってることが軽めのホステスさんの仕事じゃないか…と思ってしまったのだ。
たった数百円のコーヒー代で…と。


リタイアしたおっさん達は平日の昼間も暇だから、この女性店員さんたちと軽く会話をする目的もありつつ、毎日来ているっぽかった。で、店員さんも毎日のことだし、別に悪い人でもないし、お客様だし、ということで親しく喋っているのかな。実際、どう思っているのかはわからないけれど。
この店の仕事には、コーヒー豆を売るだけではなくて、そういう仕事も含まれているのね、と理解した。


こういうシニアって、どんな店にも出没しているんだろうなーと思う。テレビ「ガイアの夜明け」でも、コメダ珈琲にはモーニングにに毎日通うシニアがたくさんいるって紹介していたし。
平日の昼間に、することなくて、寂しくて、毎日お金を落としてくれるのは、暇でお金持ってて元気なシニアだけ。私も、働いていてそう思う場面、結構ある。


ほんと、これからはシニアの暇で寂しい心を相手にする商売だよな、と思った。しかも彼らにとってははした金であろう、毎日払える小さな値段の。そうやって、お金はまわる。



思いかげず、かわいらしい女性たちが感情労働を頑張る姿を見てしまいました。
まわりみでしたー。



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