地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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地方では、数年に一度だけ傘をさす

先日、そこそこな雨の中、傘をさして15分くらい歩く機会があった。こんなこと、何年ぶりだろう。
車生活の地方では、そんなことはまずない。


傘をさして長時間歩かなければならない場合、まず考えるのは車で行くこと。それが無理なら、出掛けるのをやめることも。
都会生活に比べてびっくりするくらい歩かない上、そんな感じなので、地方の大人は雨降りに対して慣れていない。
「長時間歩く」と言ったって、たかが15分。1キロ程。でも地方での基準では、結構な距離。


で、歩いて思ったのは、傘に雨粒が落ちる音をじっくり聴くのが超久しぶりだな、この音好きだな、ということ。
そして自分、傘をさして歩くのが下手くそになったな、ということ。


昼間なのにちょっと薄暗い空の下、そこそこの大きさの雨粒を傘で受けながら歩くと、すごく「雨降り」なのを感じられる。
これまで気づかなかったけれど、私は雨粒を傘で受ける音を聴きながら、目的地へとただ進むという行動が、何だかとても、自分だけの時間って感じがして好きみたい。


豪雨では濡れてしまうから嫌だけれど、ある程度の雨粒がランダムに傘に当たる音が好きなんだと思う。
これまで知らなかったけれど、何年ぶりかのこの行動によって気づいた。
あゝ、自分ってばなんて情緒的なのでしょう!


そして、数年ぶりのこの行動。しっかりした傘をさして歩いたというのに、少し服が濡れてしまった。足元なんて結構濡れてしまって、家に帰って靴を乾かさなければいけない事態に。
都会に住んでいた頃は、そんなことなかった気がするんだけどなぁ。
あの頃は普通の靴を履いていても傘をさして歩くのが上手で、体も足元もほぼ濡れることなく歩けていた。
こういうのは完全に慣れの問題。やはり数年のブランクは大きい。


こうやって私は、どんどん地方の人間の体になっているんだなぁ。
また何年後かに傘をさして歩く機会が来たら、今回よりももっと雨音を懐かしみ、服も靴も濡れてしまうのかもしれない。
そう、また私が傘をさして歩く機会はきっと数年後。それが地方。


体には、地方仕様と都会仕様があると思う。
まわりみ



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