地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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都会で虹を見た記憶がない

先日、大きな虹を見た。おお!虹だーーー!と興奮。
地方の空は広い。虹は広範囲に渡ってよく見えた。
都会の空だって広いじゃん、と都会に住んでいた頃は思っていたけれど、やっぱり地方の空はもっともっと広いなと思う。
単純な話で、高いビルがないから空が邪魔されないから。それだけの理由。


そしてふと思った。私は都会で、虹を見たことがあっただろうか?
わからない。思い出せない。見たような気がするような気がする。そのくらいの曖昧さ。
10年以上住んでいたのだから、多分見たことくらいはあるだろう。
でも、その頃の私にとって虹は、価値のないものだったから、しっかりと覚えていないのだと思う。


都会に住んでいた頃の私は、地方では観られない映画や美術館、店鋪の面白いディスプレイ、有名な建物、美味しい食べ物、新しい洋服、などなど。そういうものに夢中だった。
だから脳の中にも心の中にも「地方でも見られる虹」などというものを入れる容量がなかったのだと思う。


しかしよくよく考えると、私は地方から都会へと、「外へ外へ」と出た筈なのに、実際に私が見ていたものは物理的には「中へ中へ」のものばかりだなー。
有名な建物以外は、屋内のものばかり。建物だって、外にあるモノを見ていたけれど、空は見ていなかったし。


そして悲しいけれど、年々、都会での記憶がどんどん曖昧になってきているなっていう実感もある。
だって、10年以上前のことなんて細かいところをいちいち覚えていないし思い出せない。当時は睡眠も足りていなかったから、記憶の定着がされていないし。


日々は刻々と過ぎていて、都会に住んでいた私なんて、すっかりさっぱり、もうどこにもいない。体の組織だって、あの頃とはほとんど全て入れ替わっているだろう。
もうあの頃の私の体とは別物なのだ。


体が変われば心も変わる。
地方に住む今の方が、虹を見ただけで興奮できたり、人に親切にしてもらって心から嬉しいとか、人間らしい生活をしているなって気がする。外へ外へと興味が向かう。


まぁ、地方は刺激が少ないしね。
まわりみ



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