地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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見たいものが多すぎて時間が足りない

地方に戻って、明らかにスローライフになったなと思っているのだけれど、実際は見たいもの、読みたいもの、したいことが全然追いつかない。
こんなこと言いたくないけど、時間が全然足りない。
今は色んなコンテンツがたくさんありすぎて、楽しいのは確かだけれど、いつもいつも見るものがあるような感じ。


たとえばテレビドラマの場合、終わった後に見逃し配信はもちろん、番外編とかまであって、テレビを見るだけではそのドラマの世界を網羅できない。
昔だったら、見忘れたり録画をし忘れると、数カ月後か何年か後の再放送まで待つしかなかったのに、今では放映直後に配信がある。
昔だったら、周りの友達に内容を説明してもらってやり過ごすしかなかったのに。だから、実質1時間の空き時間が生まれていたのに。
番外編なんてものは、そもそも存在もしていなかった。だって、放映する場所がないんだもん。


それが今では、見忘れても確実に配信で見られる。というかそもそも、ドラマの放送時間に合わせて見る人よりも、好きな時間に好きなドラマを見るスタイルの方が多い世の中になっているらしい。確実に1時間、絶対消費する。


更に毎週、プラスアルファで番外編。こちらでプラス数十分。
更に更に、公式ツイッターやインスタグラムを見る時間も必要で、ざっと毎週20分くらい?
もっと言えば、ツイッターなどで他の人の反応を読んだり、公式サイトで特別インタビューやスタッフブログ読んだり、ニュースサイトで語られているのを目にしたり。
ドラマが終わればDVDの発売。そこには長い長いNG集やら、出演者のオフショットや、スタッフの想いなどが詰め込まれ、これまた追加で1時間とか?
ああ、大変。


もー、ドラマひとつとっても、チェックするものが多すぎる!費やす時間が確実に伸びている!
網羅する/しないのは個人の勝手ではあるのだけれど、好きなドラマ、好きな俳優となると、やっぱり気になるし。
週に1度、ドラマだけに集中すれば良かった昔が懐かしい。
あの頃は良かった。集中するものがテレビだけで、気楽だった。
今は、楽しいけれどちょっと大変。


あと、ドラマの放映中にオフショットを見るのって、嬉しいけれど何だか俳優陣の尊さが薄くなる感じがする。
昔だと、そのドラマをやっている間はその役としての俳優さんしか目にすることがなかった。悪役の場合、視聴者にとっては数か月ずーっと悪役な姿しか目にしなかった。
でも今は、インスタのオフィショットで他の共演者と楽しげに笑顔で写っていたり、ふざけていたり。
まぁ、そりゃそうなんだけど、ドラマの世界観が…。


10数年前の娯楽は、テレビ、ラジオ、本、映画、雑誌、舞台くらいかなぁ。
それが今では、webサイト、You Tube、Twitter、Instagram、TikTok、Voicy、などなどなど。たくさんのものが加わった。
そして、昔からあるテレビやラジオを見逃しても、簡単に好きな時間に再生することができるので、「見逃した」という言い訳は通用しない。


とにかく、人間が時間を作ればいいだけ。
でもね、今の時代、その時間をつくるのが大変なんだってばー!


ラジオを聴いたら、最後に「You Tubeもやっています、数分なんで見てくださいね」なんて言ったりしているこんな世の中。
その数分が正直面倒だし、そもそも私は耳で聴くだけの「ラジオ」を楽しみたいだけなんだけどなぁ…って気持ちに。


地方に住んで明らかに自由な時間が増えた私がこんな状態なのに、都会の人たちはどうやって過ごしているのだろう。
本当に好きなものにしか注力していないのかなぁ。たとえば、本を全く読まなくなった、テレビを全く見なくなった、とか?
それともみんな、時間管理のエキスパートだから問題ないのかな。


アマゾンプライムのお試し期間、スタートして1週間経ったけど1秒も見れてません。
まわりみ



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