地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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朝ドラの藤竜也をエロい目で見ています

毎日惰性で、連続テレビ小説「おかえりモネ」を見ている。週に1度の1時間ドラマだったら見ないであろうドラマ。
今の私にとって、朝ドラを地方で、毎日見るのがとても愉しい。人間の正しい朝の過ごし方って感じがする。見続ければ、結構面白くなってくるし。


その後の番組「あさイチ」で博多華丸大吉も言っていたけれど、このドラマでの浅野忠信・永瀬廉 親子はかっこよすぎる。内野聖陽も西島秀俊も、もちろん素敵だ。
でも、私は断然おじいちゃん役の藤竜也に注目しながら、エロい目で見ながら、見ている。
私は都会に住んでいた頃、藤竜也にはまっていたのだ。


私が20代だった頃、1970年代のあの感じが大好きだった。今も好きな気持ちに代わりはないけれど、20代は私にとって、知識を吸収する時期で、色々なものを観たり読んだりしていた。
その頃は睡眠時間も短くて、疲れてフラフラにも関わらず、無理矢理映画館へ行ったりDVDを観ていた為、正直なところ記憶が曖昧ではあるのだけれど…。


で、そこではまったのが藤竜也。
野良猫ロックシリーズを観たのがきっかけだったか、まじかっこいいよ藤竜也!と色々と観た。テレビドラマ「悪魔のようなあいつ」「プロハンター」まで見た。


藤竜也といえば大島渚監督の映画「愛のコリーダ」。ざっくり言うとエロい映画。
でも劇中で、藤竜也(吉っつぁん)が兵隊とすれ違う時の何とも言えない表情とか本当に良いし、エロいばっかりじゃないんだよ!と私は言いたい。


私はこれを、2度映画館へ観に行った。「銀座シネパトス」と「東京国立近代美術館フィルムセンター」。
当時は眠かったのでよく覚えていないけれど、2度も行ったのは、せっかくなら大きな画面でぜひ観たい映画だからだろう。観る機会がなかなか訪れない映画だし。せっかく都会に住んでいるし。
藤竜也のために頑張って行ったんだと思う。


シネパトスはもう閉館してしまって、本当に残念。銀座の地下でひっそりと、レトロなあの映画館で観るのが楽しかったなぁ。イケてた。数回しか行っていないけれど、今となっては良い思い出。「愛のコリーダ」を観た時は確か昼間だったからか、人がまばらだったような。
フィルムセンターの時は夜の上映で、入場するにもかなりの行列だった思い出が。


そして今。私は地方で正しい朝を過ごしながら、おじいちゃんになった藤竜也を見ている。
都会で自分が藤竜也にはまっていた頃のことや、藤竜也の若い頃のかっこよさを思い出しながら、他の登場人物の誰よりもかっこいいことを私は知ってるよ、と思いながら見ている。
と同時に、今でもこうやって朝ドラに出られていることに、すごさを感じる。


私が観た20〜30代の藤竜也は、今、一気にお年寄りになってしまった。それが私にとっては、なんだか浦島太郎的な感じ。
私がキラキラした都会で過ごしていた20代の頃、私の見た藤竜也はギラギラしていた。
でも現実世界である地方で見る本当の、というか現在の、実際の藤竜也は、おじいちゃん。


私がかつて見ていたのは過去の作品だから当たり前なのだけれど、なんかすごく、現実を、今を、見せられている感じがする。
いつだってその時が現実で今なのに、都会での私は現実を生きていなかったみたい。でもその時は、確かに現実を生きていたのに。変な感じ。


「愛のコリーダ」は名作だけれど、「愛の亡霊」の方が実は隠れた超名作だと思う。
まわりみ


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