地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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地方で言わないようにしていること

ここ地方に出戻ってから知り合った人に、最初は言わないようにしていることは、学歴。なぜなら私は、この辺ではまぁまぁの高学歴だから。
言えば、えっ?ってなって、若干引かれやすいし、気軽な関係を築きにくい、と思っているから。
その後仲良くなって、私のことをパッパラパーな奴だと知られてからは、機会があれば全然言うけれど。


この地方に住む多くの人は、周りにいわゆる都会の有名大学を卒業した人がたくさんいるわけではないので、例えば東京大学とか東京大学とかとかに対して、なんとなーく、ぼんやーり、お勉強できーる、とは知ってはいるけれど、ではそれぞれの大学がどの程度のものなのかは正確には分かっていないもよう。
でも私の場合、近くにある学校出身なので、この地方の人たちは、その学校がなかなかの難易度だと知っている。この辺ではその学校へ進学する人が、ごくわずかだと知っている。


出身校なんて聞かないのでは?と思うかもしれないけれど、地方では新しい人と知り合うと、地元(子供の頃住んでいた地域)や出身校を聞き、共通の知り合いを見つけ合うことはよくあること。完全なるムラ社会。


あんた自意識過剰じゃね?考えすぎじゃね?と思われるかもしれないけれど、実際に若干引かれた経験があるし、地方では最初に悪目立ちしては凶だし、時には別格扱いされてしまうからそうしている。
加えて私の場合はパッパラパーなので、期待されてがっかりされてしまう可能性もあるし。ぐふ。
今、派遣社員として働いている私は、一部の人には、あの学校出たのに何であの人派遣社員なんてしているんだろう…と思われてもいるのだろう。


楽しいから。比較的楽だから。今の生活リズムが好きだから。環境が好きだから。慣れたから。
そんな簡単な、そして大切な理由で働き方を選ぶのも良いと思うんだけどな。地方はのんびりした生活が送れる環境なので、環境を活かせてもいるし。


子供の頃、全然勉強しないのになぜか成績が上位な神童時代があって、母親から「あんたのテストの点数が良すぎて、私、教育ママみたいで恥ずかしいんだけど」と言われたこともあったなー。知らねーよ!宿題しかしてねーし!
地方ってそういう場所。特に女性は。だから私は都会を目指した。結局出戻ったんだけどね。


のんびり生活とか言ったって、一応変な気を遣っています。
まわりみ




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