悩んで悩んで、1か月ほど前に買い直したのは、イッタラのティーマシリーズのお皿。21センチのプレートと、15センチのシリアルボウル。
CIBONE青山が外苑前駅のすぐ近くにあった頃、激務で辛かったので、毎月1枚ずつ買い集めていたティーマのお皿。今思えば頭がどうかしていたので、ただただ一瞬の楽しみを求めて、定価で買っていたのだった。
その頃はそんなに料理をする時間なんてなかったのに、私はとにかく何か素敵なものを集めたかったらしい。生きている実感というか、何でもいいから、重みが欲しかったらしい。
あまり寝てなかったんで、その頃の気持ちをよく覚えていなくて残念。
結局、プレートとシリアルボウル、全部で10枚くらい持っていたような気がする。この謎なブームは1年弱続いたらしい。
まぁまぁ便利に使ったけれど、そんな疲れた悲しい思い出があったので、地方に引越す際に勢いで全て捨ててしまって残念。
そういうわけで、ここ数年はティーマのことをほぼ忘れていたのだけれど、なぜか急に、あのお皿ってめちゃくちゃ使い勝手良かったかも？と思い出し、相当悩んで買い直したのだった。
再び使い始めて納得のカイフランクのデザイン。とても良い。
色、形、佇まい、大きさ、使いやすさ、丈夫さ、重量感。全てが完璧。
ちなみにホワイトを買ったのだけれど、あの少しクリーム色がかった色は相当何にでも合う。食洗機もレンジもオーブンもOK。底がフラットなので、少し汁気のあるものも問題なく乗せられる。
私はもっと早く買い直すべきだったし、全国民が買うべき。
で、今回なぜ相当悩んだかというと、近くでこのお皿を売っている店がなく、実物を見られなかったから。
つまり、以前使っていただけれど、やっぱりもう一度実際に手に取って、うん、やっぱりこれはいいな、という確認ができなかったから。
商品レビュー、インスタ、ブログ、Twitterなど、色んな所で色んな人が良さを語ってはいた。でもやっぱり、以前持っていたからこそ、最後の一押しは実物を見て、自分自身の気持ちを確かめたかったのに、それができなかった。だから、すごく悩んでしまった。
地方に住んでいると、モノをカタログ的に実際に見る機会が激減。今回みたいな出来事がある度に、これだから地方は見る目を養えないからださいんだよ、思う。
ネットでたいていのものは買えるけれど、都会と地方、その違いが大違いなところ。
良いものを知らない方が幸せって時もありますが。
まわりみ
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