地方に住むって、こういう感じ

20代を都会で過ごした女が、地方に戻ってひっそり幸せに暮らす様子。

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車通勤で失ったもの

地方に住み、車通勤になった今、通勤時間はドアtoドアで15分。そのうち、10分が車の中。

そんな至近距離なので、自転車で行ったり、大雪の日は徒歩で行ったりも。



周りもそういう人が多く、車で40-50分の通勤時間の人は、大変だねぇ、と言われるレベル。でも、プライベートな空間である車に乗って運転さえしていれば、歩かなくても家に着くって、本当に車って画期的。



快適ー!



だけれど、大きく失ったものもあると思っている。

それは、他人の目、他人の会話、他人の服装、他人のふるまい。それら諸々に触れる機会。

他人とは、全くの知らない他人のこと。その日その日、出たとこ勝負で出会う人。



今、どんな服装が流行っているのか、どんな髪色があるのか、どんな会話がされているのか。人はどんな店の紙袋を持ち、今のディーンアンドデルーカの限定色トートはどんな色なのか。世の中には、どんな様子の酔っぱらいがいるのか、どんな気持ちの悪いおっさんが存在しているのか。

ポジティブなことも、ネガティブなことも、日々自動的に色々教えてくれていた通勤電車。



一期一会で、全然知らない人のピアスかわいいなぁ、あのバッグいいなぁ、と思った後日、デパートでそれを見つけて、あーこれこれ!同じだー!結構高ーい!などと、思うこと皆無。そもそもデパートがないし。

もう毎日乗るのは嫌だけど、ちょっとさみしい。



車通勤で時間とプライベート空間を得たけれど、結構大切かもしれない機会を失った気がする。

まわりみ


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